OPPO Find X9を譲ってもらったのでスマホケースを買った件
私はiPhone 3GからのApple党だ。
初めてiPhoneに触ってから、ずっとiPhoneを使ってきた。Macも使うし、iPadも使うし、Apple WatchもAirPodsも使う。気づけば、身の回りのかなりの部分がApple製品でそろっている。
だから正直、Androidのことはほとんど知らない。
Google PixelとGalaxyが同じAndroidというOSで動いているんだろうな、くらいの認識だった。PixelはGoogleのスマホ。GalaxyはSamsungのスマホ。その程度だ。XperiaやAQUOSは名前だけ知っているけれど、それぞれ何が違うのかまではよくわかっていなかった。
OPPOというメーカーに至っては、ほとんど知らなかった。
そんな状態で、最近アプリ開発をしたくなった。
iPhoneアプリだけではなく、Android側でも動作を見たい。ではAndroid端末は何を買えばいいのか。Pixelがいいのか、Galaxyがいいのか、それとも中古で安い端末を買えばいいのか。
そのあたりをYamasiさんと話していたら、OPPO Find X9を譲ってもらうことになった。
最初は「OPPOってどこのメーカーなんだろう」くらいの感じだった。でも、ハッセルブラッドのカメラがついていると聞いて、急に気になった。
ハッセルブラッド。
名前の響きだけで、もう少しかっこいい。
カメラに詳しいわけではないけれど、高級カメラブランドということくらいは知っている。その名前がスマホのカメラに入っている。Appleの世界にずっといた自分からすると、Androidにはそういうコラボの面白さがあるのか、と少しテンションが上がった。
まだじっくり触ってはいないけれど、最初の印象はかなり良い。
UIが思ったよりiPhoneライクで、とても使いやすい。普段iPhoneを使っている私が触っても、ほとんど違和感がない。Androidというだけで、もっと違う操作感を想像していたけれど、少なくともOPPO Find X9はかなりすんなり使えた。
AirDropのような機能もついているらしい。これについては、また今度実際に試してからレビューしてみたいと思う。
そして、私がOPPO Find X9を譲ってもらって一番最初に始めたことは、ベンチマークを回すことでも、カメラ性能を試すことでもなかった。
スマホケースを探すことだった。
ここで、iPhoneとの違いをいきなり感じた。
iPhoneはスマホケースがかなり豊富だ。純正ケースもあるし、サードパーティ製のケースも山ほどある。透明ケース、レザーケース、MagSafe対応、ブランドコラボ、キャラクターもの、耐衝撃ケース。選択肢が多すぎて迷うくらいだ。
一方で、OPPOのようなメーカーは、スマホケースの選択肢が少なく感じた。
もちろん、これは仕方ないことだと思う。日本でのシェアや流通量を考えれば、ケースメーカーがiPhone向けを中心に作るのは自然だ。Androidはメーカーも機種も多いので、すべての端末に同じだけケースが出るわけではない。
それでも、スマホを毎日使うものとして考えると、ケースの選択肢はかなり大事だ。
しばらく調べていると、caseplayというサイトを見つけた。
最初はcasetifyだと思って見ていた。けれど、よく見ると少し違う。名前の雰囲気が似ているので一瞬混乱したが、別のサービスだった。
ただ、OPPO Find X9のケースとして見ると、caseplayはかなり魅力的に見えた。デザインの種類が多く、iPhoneほどではないにしても、OPPO用のケースをちゃんと選べる感覚がある。
その中で目に留まったのが、Marino Funahashiさんの絵をプリントしたケースだった。
Marino Funahashiさんのサイトを見ると、絵の具のにじみや重なりがとても心地よい。抽象的なのに、どこか風景のようにも見える。私にはそれが、天国のような絵に見えた。

スマホケースを探していただけなのに、気づけばスマホの性能ではなく、そこに載せる絵のことを考えていた。
iPhoneではケースの選択肢が多すぎて、どれを選ぶか迷うことが当たり前だった。でもOPPO Find X9では、そもそも選択肢が限られている。その中で、自分の感覚に引っかかる絵を見つけたことが、少し嬉しかった。
Androidに移るというと、OSやアプリや使い勝手の話になりがちだ。けれど、私にとって最初の入り口は、ケースだった。そしてそのケースに描かれた、絵の具の気配だった。
スマホ本体の性能も大事だ。OSの使いやすさも大事だ。カメラやバッテリーも当然気になる。
でも、毎日持ち歩くものとしては、ケースを選べるかどうかもかなり大事だと思う。
スマホケースは、単なる保護アクセサリーではない。毎日手に触れるものだし、見た目の印象も変える。iPhoneを使っていると、その選択肢の多さが当たり前になっていた。
OPPO Find X9を手にして、最初に感じたiPhoneとの差は、スペックではなくケースだった。
これは少し意外だった。
Androidのレビューというと、カメラ性能、処理性能、ディスプレイ、充電速度、OSアップデートなどが語られがちだ。もちろん、それらは大事だと思う。
でも、iPhoneからAndroidに来た人間が最初に見るのは、もっと生活に近いところなのかもしれない。
ケースはあるのか。
操作に違和感はないのか。
写真は普通にきれいに撮れるのか。
AirDropみたいなことはできるのか。
普段のアプリはそのまま使えるのか。
そういう小さな部分が、移行のしやすさを決める。
今回、YamasiさんからOPPO Find X9を譲ってもらったことで、自分ではたぶん選ばなかったAndroid端末に触れることになった。
まだ使い始めたばかりなので、深いレビューはできない。
でも、第一印象としてはかなり良い。OPPOというメーカーをほとんど知らなかった私でも、UIにはほとんど違和感がない。ハッセルブラッドのカメラという響きにも少しワクワクする。そして、caseplayのおかげでケース選びも思っていたより楽しめそうだ。
iPhone 3GからずっとApple側にいた人間にとって、Androidはもっと遠い世界だと思っていた。
でも、実際に手元に来てみると、思ったより近い。
OPPO Find X9は、私にとってAndroid入門の一台になりそうだ。